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1| 日本橋 (東京都中央区) 12| 三島 (静岡県三島市)
日本橋の南詰(京橋・銀座方面)から北詰を見た朝焼けの景観で、左側には幕府の法令や禁令を公示した高札場が見える。左手前は日本橋魚河岸で仕入を終えた帰路の魚売りたち。橋の上には七つ立ち(午前四時頃出発)した参勤交代の大名行列を描く。 右手の社には三嶋大社とその鳥居。広重は立ちこめた霧の景色を墨と藍の二色を使い、輪郭線を使わないシルエットと広重版画の特徴であるぼかし技法で表現する。版画技法と絵師の意図がもっとも効果的にあらわれた名作。

16| 蒲原 (静岡県清水市) 46| 庄野 (三重県鈴鹿市)
雪を踏んで歩む旅人、音もなく舞い落ちる雪。屋根にふっくらと積もった雪は、しんしんと冷える雪の軽さをも表現している。薄ねずみ、中ねずみ、濃ねずみの三者が立役者と言われる五十三次の色の特徴をもっとも良く表した作品。 白雨とはにわか雨のこと。激しい動きの一瞬を捉えた作品で、籠客の握りこぶしや笠をおさえて走り出す旅人の細やかな表現は見るものを一気に画面に引きこむ。遠景の竹林はねずみの濃淡によるシルエットで描かれ、画面のなかにリズムをつくりだす。

初代歌川広重

武家の子に生まれたが、十三歳で両親を失い、十五歳で浮世絵師歌川豊広の門に入る。三十六歳の秋、幕府の御馬献上の一行に加わって上洛、東海道を往復することになった。この時の体験を元に生まれたのが保永堂版「東海道五十三次」五十五枚である。このシリーズの爆発的な売れ行きによって、広重は浮世絵界に不動の地位を手に入れることになった。その後「名所江戸百景」をはじめとした風景版画の数々を世に送り出す。広重は墨線を極端に減らし、複数の色板を使い分けたボカシにより従来の浮世絵版画にない表現を作り出すことになるが、この「東海道五十三次」でもすでにボカシを用いた様々な表現を試みている。

1|日本橋 朝之景 12|三島 朝霧 23|藤枝 人馬継立 34|二川 猿ヶ馬場 45|石薬師 石薬師寺
2|品川 日之出 13|沼津 黄昏図 24|島田 大井川駿岸 35|吉田 豊川橋 46|庄野 白雨
3|川崎 六郷渡舟 14| 朝之富士 25|金谷 大井川遠岸 36|御油 旅人留女 47|亀山 雪晴
4|神奈川 臺之景 15|吉原 左富士 26|日坂 佐夜ノ中山 37|赤坂 旅舎招婦図 48| 本陣早立
5|保土ヶ谷 新町橋 16|蒲原 夜之雪 27|掛川 秋葉山遠望 38|藤川 棒鼻ノ図 49|坂之下 筆捨嶺
6|戸塚 元町別道 17|由井 薩捶嶺 28|袋井 出茶屋ノ図 39|岡崎 矢矧之橋 50|土山 春之雨
7|藤澤 遊行寺 18|興津 興津川 29|見附 天竜川図 40|池鯉鮒 首夏馬市 51|水口 名物干瓢
8|平塚 縄手道 19|江尻 三保遠望 30|濱松 冬枯ノ図 41|鳴海 名物有松絞 52|石部 目川ノ里
9|大磯 虎ヶ雨 20|府中 安部川 31|舞坂 今切真景 42| 熱田神事 53|草津 名物立場
10|小田原 酒匂川 21|鞠子 名物茶屋 32|荒井 渡舟ノ図 43|桑名 七里渡口 54|大津 走井茶店
11|箱根 湖水図 22|岡部 宇津之山 33|白須賀 汐見阪図 44|四日市 三重川 55|京師 三條大橋
※各題名にマウスを合わせていただくと、作品を観ることができます。


「東海道五十三次」全55作品セット
550,000円(税別・送料別)

◆全作品頒布お申し込みの方には、「名所江戸百景目録」及び
「歌川広重肖像」(木版復刻)を贈呈いたします。

「東海道五十三次」単品
1枚:10,000円(税別・送料別)
[木版画仕様]
摺法 手摺木版画
用紙 越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛漉元)
版木 桜材
版画寸法 縦22cm x 横35cm
台紙寸法 縦33.5cm x 横48.5cm

「東海道五十三次」専用額
9,000円(税別・送料別)
[額仕様]
寸法 縦35cm x 横51cm x 厚さ2cm
材質 木製・アクリル
重さ 1.3kg 日本製

広重不朽の名作
保永堂版「東海道五十三次」平成の復刻


国際浮世絵学会会長 立正大学名誉教授
文学博士山口 桂三郎
世界的巨匠広重は、生涯を通して「東海道シリーズ」の作品を二十数種類制作している。その中でも最も傑作といわれるのは、一番初めに描いた出版元保永堂で刊行した「東海道五十三次」である。この作品こそ爆発的売れ行きを見せ、広重をして一躍浮世絵界のスターダムにのし上がらせた。その理由は、先ずそれまでに描かれた「東海道シリーズ」のかなには見られない最も大きな大判(約39センチx27センチ)というサイズで描き上げられていること、次にこの全五十五枚で完成している作品は「まのあたりそこに行たらむここち」にさせるものであった。その画面は変わりゆく宿々の自然と融和した旅に行く人々の姿を巧に活写し、しかもそれに朝焼け・霧・雨・雪・風のシーンを絡ませ、その中に叙情的な画面を見事に描き出した。これらは浮世絵風景画の初めての試みといえよう。このシリーズは北斎の「冨嶽三十六景」とともに、浮世絵の主流であった美人画・役者絵と並んで風景画の成立を宣言するもので、広重三十歳後半、1830年代半ばの名作となった。


平成の復刻記念事業第三弾!
この度の「東海道五十三次」は、日本芸術院長・東京国立博物館長・慶応義塾塾長などの要職を歴任された故高橋誠一郎氏のコレクションをもとに、版画家の奥山儀八郎氏と彫・摺の名人が半世紀前に復刻した版木を用い、子息の奥山義人氏に全作品の監修及び補刻を依頼し、復刻事業を進めて参りました。
日本の伝統の技術・技法を次の世代へ受け継いでゆくためにも、江戸木版画の傑作「東海道五十三次」を是非多くの方々にご覧頂きたくご案内申し上げます。

平成の復刻記念事業!
第一弾 初代広重 「名所江戸百景」
第二弾 葛飾北斎 「諸国名橋奇覧」
第四弾 葛飾北斎 「諸国瀧廻り」
第五弾 葛飾北斎 「冨嶽三十六景」